第71話  処刑の松 まりも

はじめまして。
500話ほど読ませていただき、思い出したことがあったので、投稿させていただきます。

私は中学校、高校と人形浄瑠璃の部活に所属していました。
中学生、高校生のすることですし、お年寄り施設等から依頼があれば訪問することもありましたし、
それのみの大会に参加することもありました。勿論、学校の文化祭にも出ます。
そのため、場合によっては練習や事前の打ち合わせで帰宅が遅くなることもありました。

といっても、私自身は怖い思いをすることはありませんでしたが、
中学校、高校と同じ部活の一学年上のN先輩(男)が怖い思いをしたそうです。

N先輩が高一の時の話ですが、
ある日、部活で帰りが遅くなり、当時から女子が多かったので、タクシーで帰ることになったそうです。
N先輩は顧問とタクシーで帰ることになりました。
それまではよかったそうですが、N先輩の家に向かう途中、「処刑の松」と呼ばれる松のそばを通ってからというもの、
同じ場所に何度も出る羽目になり、N先輩と顧問、タクシーの運転手はかなり怖い(不気味な)思いをしたそうです。
結果は、何度か同じ場所を回った後、どこをどうしたのかは本人たちにもわからないそうですが、
どうにかそこから抜け出して目的地であるN先輩宅に着くことが出来たそうです。

私が高校に入学してから、「あのときは怖かった」と二人に笑いながらその話をされました。

その話を聞いた後、人形浄瑠璃の「傾城阿波鳴門」について調べたことのある私は、
「処刑の松」近くでその話のモデルになった一家の男親と息子が処刑された場所だったと思い出したことを覚えています。
勿論、同じ町内にその一家の住んでいた屋敷が人形浄瑠璃施設として残り、
菩提寺なのか、一家のお墓のあるお寺も近かったと。
ひょっとしたら、N先輩たちは霊にそれを何らかの形で知られ、
ほんの少しの間同じ場所で迷わせ、自分たちの存在を伝えようとしたのかもしれません。


第72話 自殺者のいる海岸の公衆トイレ まりも

処刑の松に登場したN先輩なんですが、
私が高校に入学した後に本人から聞いた話です。

話というのは、
N先輩のご実家は海の近くで農業をされているそうで、
N先輩も学生時代は手伝いをされていたそうです。
そこまではごく普通の農家の風景でしょう。

ただ、自殺者が出る以外は。

その問題の場所というのが近くの海のそばにある公衆トイレで、
年に一度あるかないかのペースで自殺者があるそうです。
だからか、警察の車が来ても
「ああ、またか」くらいなんだそうです。

それでも、夏と夜中は特になにかが出そうで、
そのトイレのそばには行きたくないそうです。


第73話 キャンプでの出来事・・・・・ NANA

つい最近の事です。
私は水泳をならっててその習っている所でH島キャンプへ行くと言うことがあり、私も参加することになりました。
そのH島に着いたとき私は少し何かの気配がしました。
仲のいいSちゃんにそのことをはなしたらあんまり信用してくれませんでした。
その夜のことです。
私はあんまりにも怖かったので寝れませんでした。
Sちゃんも何か気配を感じたといっていたんだけどぐっすり寝てたので起こすのも可愛そうだったから起こさず、
隣の部屋のNちゃん(霊感が強い子)の所にいったらそのNちゃんは金縛りになっていました。
それで私も動けなくなったのです。
朝起きてその館長さんに聞いた所によると
15年ぐらい前、あの私が寝た部屋とNちゃんが寝た部屋に女の子の死体が安置してあって
未だにその女の子は成仏できず、
あの2つの部屋から出られなくあの部屋をさ迷ってるとのことでした・・・。

第74話 4日前・・・ よっしー

4日前というより3日前でしょうか、深夜3時頃。
寝苦しい夜だったので普段は使わない風通しのいい部屋で僕は兄を左側にして二人で寝ていました、
すると急に体の右半身に悪寒を感じ、体を起こしました。
けれど部屋の中は、いつもと何も変わらず、窓から射す街灯に薄く照らされていました・・・
ただ、一つだけ違うコトがありました。
 「何者」かの気配を感じたのです。 
僕はその何者かをどうしても見たいという衝動に陥り、ゆっくりと目を閉じました・・
そして勢いよく目を開けた瞬間、天上を薄い白っぽい布が左から右へと通過し、 
2秒ほど置いて「コツコツコツコツ・・・」ラップ現象が始まりました。
その音は僕の右側にある柱の上の方から聞こえてきました。
ちょうどその柱をノックするようなその音はなり続きました。 
あまりの恐怖に布団を被り、しばらくするといつの間にか朝になっていました・・・


第75話 制服姿のあの子 千早 2006/07/13 (木)

今日の体験です。

私は学校帰りに、友達が通う中学校の制服を着た女の子を
見かけたので、知ってる子かな、と思い、
その子が入ったコンビニに私も入りました。

ほら、今日って凄く暑かったじゃないですか。
涼みたかったって理由もあったし。

ところが、です。
私は確かにあの子がコンビニに入ったのを見たんですよ?
それなのに、そのコンビニの中には
店員と、中年の男性が三人ほどしかいなかったんです。

あの女の子は、どこへ消えたのでしょうか。
ちなみに言うと、そのコンビニにトイレは設置されてませんでした。


第76話 夢で見た浴衣姿の老人は? テクノケンチャン

これは私が今年の1月に、経験した話です?

私の住んでいるところは、G県の北部のとある町ですが、
その頃、私が20代の時に、アルツハイマー病にかかり、かなりボケて被害妄想に陥り、
自分勝手に家出しまった祖母が、S県にいる叔母の家の近くの病院で、
危篤状態に陥っていつ死ぬかわからない状況になっていたそうです。
それで、その夢を見た日は寝るのが深夜だったことを覚えていますが、
どうも夜更けに一回トイレに起き、もう一度、眠っている時に、
夢の中で我が家の玄関に、浴衣を着て、こちらを睨みものすごい形相をした老婆が立っている姿を見ました!

私と祖母は、12年前に別れて、一回もあっていませんでしたので、その老婆が誰か分かりませんでした!
それから、1ヵ月後に叔母から電話で、祖母が急に亡くなったという知らせが入りました!
私と母は、死んだ祖母に生前に随分振り回されて、大変な目にあったので、
葬式には行かずに、変わりにA県に住む私の兄に、葬式に代理で出てもらいました!
今、考えると祖母と別れて以来、祖母を憎んでいた私に、何かを言いたかったのかも知れません!


第77話 ダム湖のそばの葬儀場の夢とは? テクノケンチャン

これは私が、平成16年に体験した話です!

私はある夜、夢でダム湖のそばの洞窟で、ぜんぜん知らない人たちが、
葬儀用の仏壇の前で、念仏を唱えている夢を見ました!
私はその時は、こんな夢等は何とも無いと気にもしませんでした!

その次の年に、親戚の叔父が、村長選挙に出ることになり、その手伝いで母の実家に行き、
その近くの喫茶店で、食事することになりました!

その時に、私の昔の後輩で、叔父が小学校教師だった頃の教え子だったN君が、
前の年に亡くなったという話を、叔父から聞きました!

その時に気が付きましたが、N君の家は、G県でも規模が大きい発電用ダムの近くだったということを、思い出しました!
叔父の話では、N君は自分の住むT村の役場に就職して、
サルによる農業の被害を減らすために、山でサルを撃ち殺していたそうですが、
知らない間に原因不明の病気にかかり、私が奇妙な夢を見た頃に、亡くなってていたことが、叔父の話で、わかりました!
私は後輩の死に、涙が出ました!


第78話 幽霊が出た!! 幽霊が見える

天草に学校で行ったときに泊まって夜友達が
「着信アリ2」の話をしていて 「もうやめて」と
もう一人の友達がいって6人で話をしていたら
上を見ながら話していたので 上のスミッコのところに目をやると 
透明のちょっと白がカカッテイテ
その丸が グニャグニャ動いていて 
私が見ると消えてしまいました。 
6人のうちの一人が  
「霊が見える」 といってその人は霊感が強く
私も霊が見えてしまうし 霊感が強い人と私は
同じところに 同じものが見えてしまったのです
後の4人は霊感がなく私たちだけしか見えなかったのです
そこの場所は 他の部屋も霊が見えたそうです


第79話 手 夜明紅乃

中学の修学旅行のときの話です。
ある滝の前で、クラス全員で集合写真を撮ることになりました。
最前列の人たちは座り、2列目の人たちは中腰、私のいた3列目の人たちは立っていました。
先生たちも加わり、同行していた写真屋の人がシャッターをきり、中学最後の良い思い出が出来たと皆喜んでいました。

暫くして、その集合写真が出来上がりました。
皆笑顔で、肩を組んだりしています。
その中で、一つだけ奇妙なものがありました。
私は写真で見たとき3列目の一番右側に立っていたのですが、その右肩に誰かの右手がのっていたんです。
私の右側には誰も居ませんし、左側の人の右手が届くはずもありません。
第一、その手の指は6本だったのです。
皆は気が付かないようで、誰も不思議がることはありませんでした。

それから数日して、私の右肩にアトピーのような湿疹が突然できました。しかも、6本指の手形にです。
さすがに恐ろしくなった私は、写真のこととともに母に言い、お祓いを受けました。
写真はそこでお炊き上げをしてもらいました。

湿疹は一週間続き、その後跡形もなく消えてしまいました。

第80話 通り道 夜明紅乃

最近の出来事です。
夜勤帰りだったので、深夜2時半くらいだったとおもいます。
家族は全員眠っているので、起こさないようそっと鍵をあけ、家に入りました。
電気を付けると迷惑だろうと思い、暗いままリビングに行きました。
リビングに入るとすぐ冷蔵庫があるのですが、その冷蔵庫の前に誰かがいるのです。
その人はうつむいていて、30代中ごろくらいだと思います。
明らかに生きているものの気配ではなかったので、私はリビングの前でただ立ち尽くすしかありませんでした。
すると、その人は突然顔をあげ私の方を向きます。
いきなりの事で、私もどうすることも出来ず、ばっちり目があってしまいました。
でもその人は私を知ってか知らずか、そのまま反対をむき、北側の窓へと抜けていきました。

思えば、私の家の南側に最近、霊園ができたばかりでした。
もしかしたら私の家は、そこから浄土への通り道になっているのかも知れません。


番外 六本木ヒルズ族が怯える怪談話 (ゲンダイネット)

 背筋がゾッとする怪談話をひとつ……。科学的な根拠が全くないのはよ〜く分かっているが、それでもやっぱり気持ちいいもんじゃない。

――六本木ヒルズのある六本木6丁目界隈は、江戸時代、毛利家の屋敷があったという。今もその名残が、庭園として残されている。その毛利家のすぐ脇に、大法寺など少なくとも4つの寺院があり、墓もあったらしい。寺も墓も今は取り壊され、六本木ヒルズが、その地にそびえ立つ。六本木ヒルズを舞台にした大事件は、これまで3つ。回転ドアの死亡事故、ライブドア事件、そして村上ファンド事件と続いた。タタリじゃないのか。しかも寺院は4つあった。あと1つ事件が起きる? 次はウチの会社が……。

 恐怖に怯える六本木ヒルズの住人が、結構いるという。

 しかも。

――毛利邸には有名な切腹がある。赤穂浪士の討ち入り後、10人が毛利家に預けられ、全員がここで切腹した。いわく付きの土地と言えなくもない。

 某IT経営者が知名度の高い占い師に会ったという話も、密かにささやかれ出している。

――池袋のサンシャインシティ界隈は、かつて巣鴨刑務所(巣鴨プリズン)があった場所で、戦犯が処刑された。サンシャイン60にグループ会社を多く集めていたセゾングループは、今はほぼ解体された状態に等しい。

 あくまでオカルト。過去と現在を結びつける根拠は何もない。真夏を前にした、ひと足早い怪談話に過ぎないが、六本木ヒルズ族は、複雑な思いを抱きながら、今日も明日も……。

【2006年6月23日掲載記事】