第61話  受験勉強の最中で・・・ 希薇
去年の夏休み、私は高校受験のせいか、忙しい毎日を送っていました。
毎日、塾にある学習ルームという施設を利用して勉強していました。

ある日のこと、いつものように塾から家に帰って、夕食を食べました。
自分の部屋に行ってからは、疲れているためすぐにお風呂に入ってから就寝するのですが、
その日は、体が慣れてきていたせいか、なぜかあんまり疲れを感じていませんでした。
なので、『答え合わせでもしようかなぁ・・・』という気持ちになり、いつの間にか机に向かって、
再び勉強の続きを始めていました。

黙々とやっていて、ふと時計を見ると午前2時すぎ。
『そろそろ寝よう・・・』
そう思った私は、ベットに入ろうと立ち上がりました。
そのとき、ふと水の音が聞こえたんです。
えっ!?と思い、その音を、今度は集中して聴いてみました。
部屋の外から聞こえるため、部屋のドアを開けてみると、その音はお風呂場から聞こえてきました。
お風呂場まで行って、中をのぞいてみると、シャワーが勢いよく流れていました。
『あれ?・・・止めてなかったっけ?』
水を止めた記憶は確かにあったのですが、自分が止め忘れたのだと、自分に言い聞かせて、風呂場を後にしました。

ベッドの中に入って、再び眠りに就こうとしました。
しかし、一向に眠れませんでした。

しばらく、布団の中で目を開けていると、再び水の音が・・・。

『さっき止めたはずなのに・・・!?』

そっと起き上がってゆっくりドアを開けてみれば、やっぱり風呂場から水の音が聞こえました。

再び風呂場の中をのぞいてみると・・・・やはり、シャワーから水が勢いよく流れていました。

とにかく不思議でした。。。

親にこのことを話したのですが・・・全然信じてくれません。

私には霊感はなく、幽霊自体を見たことがありません。

でも、時々、不思議な体験をするときがよくあります。
祖父の部屋に祖母の仏壇があるのですが、昔、その仏壇の前を通り過ぎたときに誰かが私を呼んだんです。
小さく囁くような声で・・・それも、どこから聞こえたというより、頭の中で、その声が聞こえたんです。
そのほかにも色々・・・・。

最近では、妹が『この家、絶対に何かいるよ・・・』って言ってくるんです。
自分の家なのに・・・何故か恐いです。
しかも、最近嫌なことが立て続けに起きているので・・・もしかしたら、本当に何かいるのかも・・・。

ただの偶然だといいのですが・・・。

第62話 憑依 林檎
また聞きです。
知り合いのおばさんに19歳の娘がおり、S市の短大で下宿生活を送っていたところ憑依されたそうです。
最初は原因不明でした。だんだん暗い性格になり、時々「死にたい」と言うようになり、
電話で「今おじいちゃんが迎えにきた」と亡くなっているのに言うので、家族が下宿を引き払わせました。
短大に通うどころでなかったのか娘さんは短大をやめました。
わかる人に見てもらったら「若い娘の霊がついてる」と言われて何度か通ううち祓うことができました。
その後下宿の人から聞いた話は、下宿の部屋の前の住人が自殺していました。
自殺した人も娘さんで背格好といい年といい、姿形が短大の娘さんにとてもよく似ていたそうです。
生き写しだったので引き寄せられてそんな部屋に住んでしまったのかもしれません。
第63話 不思議な話です。 涼子
私の祖母の友達、Eさんの体験です。

一年ほど前、私もよくお世話になったMさんという、
祖母の友達(Eさんの友達でもある)のお婆さんが、亡くなりました。
通夜の後に、祖母が聞いたそうですが
EさんはMさんが亡くなる前の日の夜、妙な夢を見たそうです。
Mさんが真っ白な着物を着て、綺麗に化粧をして
柘榴の木の下で笑って座っている、という 妙な夢でした。
そして 通夜で見たMさんの顔は、夢に出てきたものと同じだったそうです。

他にも、同じような体験があるとのことで、
どうやらEさんには何か霊感のようなものがあるらしいのです。
第64話 こっくりさん ☆mimi☆
こっくりさんは、知ってると思いますがそのこっくりさんをやろうと友達に誘われ私は、「うん。」と、言いました。
ですが 怖くなって私は始める直前に用事があると言って帰りました。
次の日友達に結果を聞こうと思っていたら学校にきていませんでした。
帰りに友達の家に行ったら、その友達はすごくやつれていました 
もう一人のこの家にも行ったのですがやはりやつれていました・・・。
これは、こっくりさんが、来たという事でしょうか?

第65話 新しいのに・・・・。 和月
私の学校は、現在小6の私が小1のとき新校舎になりました。
怖いのぎらいの私は、その新校舎をよろこびました。
そのせいか、先生が、「夜中、トイレから物音がした」とか、
今日なんて、1組の先生が、ぐわいが悪くなって保健室へ・・・・。
そんなことがあり、「オカルトクラブ」をつくり、T・Eちゃんとやっていました。
でも、その後、その子と絶交してしまったのです・・・・。
呪い・・・・かも・・・・。

第66話  沙夜香
私はいま小学校6年生なんですが、友達から霊感がすごくあるってよく言われるんです。
本当かどうかは知りません。けれど私も中で一番怖いお話があるんです。

あれは4月の初めごろでしょうか。もう冬というよりタンポポや桜が綺麗に咲き、
中学校や小学校の一年生がピカピカのパッグを身につけ、学校へと向かっていました。
私も、5年間つかっていたランドセルをしょって学校に向かっていました。
ある日の夜の事でした。
お父さんとお婆ちゃんをぬいて、私、母、兄、妹の4人で夕飯を食べていました。
すると「こんにちわ」と細い女の人の声が聞こえたのです。
夜なのに「こんにちわ」と。
私は母に「誰か来たよ」と言ったのですが
他の3人は「誰もきてないよ。」「テレビのなかじゃないの?」と、言っていました。
母が見に行ったところ、だれもいなかったので私はテレビの中だろう。と思い込みました。

するとまた
「こんにちわ・・・・」と細い女の人の声がしたのです。はっきりと聞こえました。

「ほら・・・・!!来たよぉッ!」
もう怖くなってしまって手が止まりました。
母がもう一回見に行ったらまた誰もいなかったそうです・・・・。


第67話 お湯 沙夜香
もう一つの怖い話。

2002年の8月に、私のお爺ちゃんが亡くなってしまいました。
母方の祖父でした。
私の家族と母方の親の暮らしは別々で、お爺ちゃんとお婆ちゃんは遠いところに住んでいました。
おじいちゃんが亡くなってから大体5日くらい、お婆ちゃんの家に泊まっていました。
ある日、昼風呂をはいろうとして、お婆ちゃんがお湯を入れてくれました。
沸けたので、母がフタをあけると「何コレェ・・・!!」と言いました。
見に行ってみるとお湯が透明ではなく、真っ赤だったのです。

なんて嘘です。真っ赤ではなく、麦茶のような茶色だったんです。
その日は脱水でもなんでもない日でした。
とにかくそのお湯に入ってみると、いいヒノキの香りがしました。
「お爺ちゃんが、送ってくれたんだね」
そう母がいっていました。

この話は↑怖いというよりほのぼの系でしょうか?

第68話 鎌倉の廃墟 けいすけ 男性 神奈川県
鎌倉の廃墟ですが、僕らの間では千人切りと呼んでいました。今から数十
年前に一家惨殺があったらしいです。犯人は近くの学校で首つり自殺をしたらし
いです。15年ぐらいまえに中に入ったこともありますが、ぼろぼろの廃墟だと
思いきや、1部屋だけ綺麗だったり、地下室や胴体だけの木彫りの像があった
り、なかか勇気が要りますよ、ただ数年前に廃墟に入ろうとフェンスまで近づい
たその時、誰も居ないはずなのに、僕の肩を押しかえされ、何が起きたかわから
ず、もう1度行こうとしたが、あきらかに押し返されたことにきずきあわてて逃
げ出しました。
第69話 呪 R
高校生の頃理自分に不尽な事をした奴に『事故れ、学校へ来るな』と念を送った。
3日後奴は学校へ来なかった。
聞けばバイクでコケテ、3ヶ月動けないと聞いた。
第70話 井戸 かのん 

数年前、8月に京都に遊びに行ったときのこと。
私は京都によく遊びに行くのですが、その日は祇園を回ったついでに、近くの某寺に寄っていくことに。
道標があったので、それに従って行ったところ、道を1本間違えていたようです。
お寺の裏手に出てしまいました。
そして、裏門の前を通ったとき。。
夕方だったにしても暑いはずなのに、急に寒くなって嫌な感じがして、鳥肌が立ちました。
けれど、そのまま表に回って予定通り参拝。
表に回ってもずっと嫌な感じは続いてました。
恐くて入りたくないぐらい。
けど、同行していた祖母は、何も感じないらしく、中へ。
今は、水子供養のお寺みたいでした。
よだれかけをかけた、お地蔵さんがいっぱい並んでました。
門のところで写真を撮ったときに、霊は写ってなかったのでよかったですが・・。
ちなみに、このお寺、冥界に続くという井戸があるとのことです。(実はそれを見に行きたかったのだけど、見られなかった)
風が、冥界からの空気を運んできたのでしょうか。
それとも、生まれることのできなかった子供の想いでしょうか・・