第61話 透けて見える みめや 茨城県
祖母が昔入院してたんですけど、けっこう霊感のある人らしくてね。
その病院に見舞いに行った時に言ってたんだけど。
夜、人がうろうろしないはずの廊下をね、
何度も何度もスリッパで往復する音が「ズッ、ズッ、ズッ」とかしてて(足を引きずってる感じ)、
祖母は気になって見に行ったらしいのね。
んで、祖母が見に行ったらさ、
向こう側が透けて見える女の人が、寝巻きを着てふらふら歩いていたんだって。
で、その音とか声なんかも、祖母が入院している間中してたらしいよ。

第62話 ダウジング 管理人
私が小学生の時に、知り合いの人がL字形の太い針金を持ってきていて、なんか「軽く手に持って歩いて」みたいに言われて。
そしたらある場所に来ると必ずくるりん。という感じで針金が動きました。その部屋に動く場所が2か所ありました。
うちの家族みんなやりましたが、全員結果は同じでした。
その後それがダウジングというもので、針金はスイング・ロッドだと知るのですが、地下の水脈を探すのに使われていたようです。
水道が普及した現代日本ではあまり用がないものかもしれません。
本当に誰にでも出来るのか、一部の人なのか、もしも詳しい方がいたら教えて下さい。

第63話   管理人
この話を書こうとすると何度もエラーになったりなど、不都合が起こります。。。成仏していないのでしょう。
でも書きます。
その心霊スポットに行ったのは中学の時。観光が目的でした。
宵闇に包まれる直前、遙魔が時というんですか、帰るために歩いていました。
目を上げると木の陰から誰かが見ていました。
美しい顔。険しい表情。そして恰好は江戸時代そのもの。
祠のところにもすごい気配を感じました。
気のせいにされるのはわかっているので私は家族に言うことなく、変な気持ちで帰りました。
翌日一人で部屋にいて急な眠気に襲われ、その場でことんと寝ました。
気がつくと私は妙な空間にいました。真っ白い灯りがぼんやりしていて、上も下もない無重力状態。
そして背中に誰かが立って乗っかって、怒りを私に向けていました。意識を集中するとあの女性だとわかりました。
死にそうなくらい苦しく、なんとかせねばと思い経文を唱える事にしました。このような体験の第一回目です。霊体がばーんとはじけ飛んで行くようになるのはまだのちのことです。
経文を1文字唱えたところで背中がふっと楽になり、同時に目覚めました。全身が汗まみれで、女性の想念が貼りついたように残っていました。どうせ夢と言われるのでやはり家族には言いませんでした。
現在そこにはバンガローなどがあるそうで、なぜあのような場所に、と驚きます。
あの場所の霊魂は激しく人を拒絶しています。そっとしておく方法はないものでしょうか。
第64話 窓の外  愛花 福岡県大牟田市 小学6年
夕方クラブ活動で遅くなった時間、小学校の廊下をふっと見たら、
白いワンピースを着た女の人が窓の外をすう〜...って通っていったの。
第65話 家の中にいる霊  ゆき 佐賀県 
ゆきは幽霊さん見たわよ。
部屋で金縛りにあってしまったの。
そんでね。にょろっと横を通った。
白くて、身長高い男が。
家の中で見たのはもう3、4回目になる。
ゆきのお母さんも見てるの。
そうそう。ゆらーって。
何度見ても怖い。本物の幽霊だよ。
第66話 生霊  369 東京都
私のお兄ちゃんはね、霊感あるんだけどさ。
その兄がタレントのNのこと好きになっちゃって。
写真集発売のキャンペーンにやって来るからつって、喜んで出かけて行ったのね。
それで握手しようとしたら、背後に男がいてにらんでたらしい。
生霊かなんかじゃないかと言ってた。
びびったって。お兄ちゃんはその人のファンやめました。


第67話 野球名門校の怪談その1 食堂の話 蒼弥 広島 高校生
我が広陵高校は移転してからはや30年は経ってるんだ。だからいろいろある訳で・・・

まずは食堂の話から・・・・

実を言うと、十数年前に食堂の奥にある小部屋で生徒が首吊り自殺したんだよ。
それでその後すぐに他の生徒が大怪我したってんで、当時の理事長が御清めして封印したんだよ。
でもその何年か後になって、興味本位で野球部の部員たちが開けて入ったんだよ。
そしたら連中の一人がいきなり気絶してよぉーーー
それで監督にばれて全員叱られて何週間か練習禁止になったらしいよ。
いやぁ呪いって怖いね。

第68話 野球名門校の怪談その2 寮の話 蒼弥 広島 高校生
さて、我が寮に住んでいる殆どが、硬式野球部員なんだよ。
それで野球部員は全員頭がいい!それはなぜか?
実は監督の意向がすごくてね。
「各定期試験で1つでも欠点をとったものは1週間練習禁止、練習中ずっと正座!」ってなことになってんのよ。
夜遅くまで練習があるし、試験中も練習がある。そんなだから学年の重要な役職の9割は野球部員。
みんなが頭がいい。そして全員彼女が・・いない。
さて本題。
実は寮では毎晩遅くまで部員が部屋に集まって勉強会を開いております。
その時一人の部員がドアの窓越しに野球部員を見たんだよ。
それで「おっかしいなぁ・・・」とか思いつつ部員がドアを開けて、歩いていった方向を見た。
そしたらその部員の背中の番号は見たことがなかった。
しかも、開くはずのない非常階段への扉を開けて出て行ったというのだ!!
急いで部員が確かめに行ったが扉が開くことはなかった・・・・・

第69話 野球名門校の怪談その3 担任の先生の先輩の話 蒼弥 広島 高校生
実は俺の担任、結構な美人なんだよ〜
しかも歳は30、まだまだいけるね(?
彼氏いないのがもったいないかなぁ・・・・
それで、その先生は大阪にいた事があるとよ
実言うとその先生が大阪の大学にいた時、寮に住んでたらしくて。
確かその隣の部屋に住んでた先輩だったかな・・・・・・・・・
その先輩は小さい頃から幽霊見えるらしくて
何処に行っても「あ、あそこに立ってる」ってな具合らしいよ
それで年に一度の部屋替え・・・・・
幽霊が一番出てくると言う一人部屋に決まったんだって
急に後に人が立ってたらしくて・・・・・・・・・
まぁ、体は金縛りだったんだけど気配でわかったってさ
しかも凄い早い口調で喋ってたから全然聞き取れなかったんだ。


            
第70話 自然教室でのできごと・・・  
この話(ストーリー)は、2000年5月の何日かに、自然教室にいったときの『実話』です・・・。 
僕は、友達と浮かれながらバスのなかで、はしゃいでました。 
その時なんです・・・なんか、バスの窓を、誰かが覗いているような感じがしました。
まぁ、バスは走っていたので、僕の気のせいだと思ったんです。 
そしてその後、グループで、部屋に入っていろいろ話しているときに・・・僕の友達を、仮にA君と、しましょう。
A君が、「なぁなぁ、ここの旅館の食堂のところにある一枚の絵画があるだろう? そこにかいてある、お母さんが抱いている赤ちゃんを、『食べる』らしいぜ・・・」と、言ってきたので、「そんな話あるかっつーの!」と、笑っていたら、ほかのこも、みんな「うんうん、それ知ってるよ。夜中の12時か2時にみるとそうなってるんだろ?」「そうそう」「怖いよなぁ・・・」 なんていってるんです、そしたらA君が「じゃぁ、言ってみようぜ」と、おもしろ半分に言ったんです。そしたらみんな「OK!行こう!」「12時のほうが出るらしいから12時に行こうぜ!」と、行くハメになりました。
そして、12時になって・・・  「いいか、俺と(A)葵(自分)が行くから・・・」といって、僕たちは、食堂へと向かった。「うへぇ・・・やっぱり夜は怖いなぁ!」「静かに!先公につかまるだろ・・・」 といいつつ、問題の食堂の前まで来た・・・。
問題の絵画を見たが、なんの変化もない。
「ほら、なんにもおこらないじゃないか」と僕が言う「ちぇ!なぁんだ。」とA君 そしてその日の夜は明けた・・・。
翌朝、朝起きて、友達たちに言ったら、みんな「なぁんだ。ツマンネーの」といった、「まぁ、今日のオリエンテーリングの肝試しで我慢すっかな。」といっていた。
・・・そして夜になった・・・・・
先生が「では、くじを引いてその番号どうりに行ってください」
僕がひいたのは『4番』だった。A君が「おう!何番だった?」「4番・・・」 「うひぃ、なんか、不吉な番号だなぁ」と言われた。
まぁ、肝試しにさすがにでなかった・・・。そして、みんながついて、A君が、「おい!葵、写真とってやるよ」と・・・。
僕は、肝試しをやったとこを背景に写真を撮ってもらった。 
そして、無事に自然教室も幕を閉じた・・・。  
その3日ご・・・
「写真できた?」と僕が言うとA君は「おう、撮れたけどよ・・・」と、なにやらおびえているようだ・・・。
「なんかあった?」ときいたら、A君が写真を見せてくれた。
その写真をみた僕は、思わずビックリしてしまった・・・。
あの、自然教室で撮った僕の写真には・・・
首がない僕がVサインをしてた・・・。 
絵画で怖い思いを、しなかった・・・けれど、写真には、どうやら『写っていた』ようだ・・・。
よくみたら、写真の後ろにはあの絵画によく似た女の人みたいなものが寂しそうな表情を浮かべながらたっていた・・・