第51話 初霊体験  AI
私が実際体験した話です。
その夜は試験勉強のため夜1時過ぎまで勉強していました。
寝ようとしてベッドに入ったのはいいのですがなかなか寝つけません。
いつもは5分とかからないのに・・・。
不思議に思いながらも目を閉じていました。
そのとき、ふと何かの気配を感じました。
足のほうから何か重い物が顔のほうに近づいてきました。
私は怖くて目を開ける事ができず、なんとかしようと必死でした。
意を決して布団を跳ね上げました!
・・・そこには誰もいなくて・・・一安心。
・・・その時!
窓の外に月明かりに照らされた大きな影がヒュッと動いていきました。

次の日、よく知人の霊を見たり、感じたり、話したりもする祖母にその話をすると、前日の夜私がその影を見たのと同時刻に祖母も魂の気配を感じていたそうです。「誰かが挨拶にきたみたい」とのこと。

1週間後近所のおじいさんが亡くなりました。
私は、よく知らない人だったのですが、祖父の話によると、毎朝私が学校に行くのを散歩しながら見ていた、ということでした。

初めての経験で驚きと不安でいっぱいでしたが、何か伝えたい事があったのではないか、連れて行こうとしていたのだろうか、と全てが謎でただ生きている時にちゃんと話をしたかった・・・と思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。
第52話 帰って来たドン  宗太郎
には1匹のペットがいました。ダックスフンドの雑種でドンという名前でした。
大雨の日にドンは道路で車にひかれて死にました。
そこは大きな道路でドンの死体を持ち帰ることもできず、ミンチ状になっていくドンを見るだけでした。
1ヶ月くらいたった夜気がつくと金縛りにあいました。
その僕の布団の上をなにかが歩き回っています。二本足じゃなくて4本足でした。
すぐに「ドンだ!」「ドンが会いに来たんだ!」と思いました。
怖さは少しでうれしさの方が大きかった。でもドンを見よう、なでてやろうとしても体が動きませんでした。
しばらくしたら踏んでいる感覚がすっとなくなりました。

それからドンが現れることは一度もありません。僕はドンが別れを言いに来たと思ってます。

第53話 トイレのはなこさん 紅い水精
数ヶ月前のこと、僕は友達と学校のトイレに行きました。
そして、ともだちのうち一人がまだ排便中の時、僕ともう一人の友達が冗談のつもりで
「はなこさん」といいノックをしてみたら中からは小さな女の子らしきとても無邪気そうな笑い声が聞こえてきたのです。
あらかじめ中に誰もいないのは確認済みだし僕たちの聞き間違えだとも思いません。
だって男子トイレなんだから・・・・・・

第54話 ご先祖様 --匿名
ある日うちの分家筋の人達がぞろぞろやって来た。
うちは親戚の中でも本家中の本家にあたる家。
父と母が応対すると「実は分家のなになにさんが、ご先祖様の掛け軸を持っている」「この掛け軸を手に入れてからいいことがない」「この掛け軸にかかれたご先祖様が、ときどき夢枕に立つので霊能者に見てもらった」と語った。
霊能者は「掛け軸を本当の所有者の本家に置くように。とご先祖様が怒っている」と言ったそうで、
あわてて分家筋の人達がうちに返却??に来たというわけ。
ご先祖様というのは私のひいおじいちゃんのそのまたおじいちゃん(何代前になるんだろう)。江戸時代に絵師がかいたもので結構うまい。
そんなこんなで掛け軸がうちに飾られてご先祖様も安心したのだろうか。分家筋にはいいことが続きうちにも悪いことは取りたてて起こらない。
そのうちすごくいいことあるんじゃないかと期待しているけどどうだろう。
第55話 楽しみ・・・  ゆー 福井県 13才
金縛りにあって、体が動かなくなったことがあります。
その時、女の人の顔が見えました。髪は長かったです。
笑ってました。
そしてなんか言ったんです。
「楽しみ・・・」って。
これは、私を呪うのが楽しみという意味なんでしょうか?

とてもこわいです。

第56話 屋根の上 雪兎 16才 男
俺は霊感がないけど、俺の家族は結構敏感なんだよね。
たとえば俺の親(母さん)は、亡くなった人の家の屋根の上に白い物体(魂?)を見たらしい。
それはゆらゆら揺れてだんだん人の姿になったらしい。
とても怖かったと言っていた。

第57話 横切るもの ユウ 東京都 
金縛りなったことがある。あれホントに息ができないんだよ。
あと、お母さんのおじいちゃんが死んだときなんか、昼間お葬式の最中に、白いものが目の前を横切ったとか。
第58話 水の音 此沙 大阪府
う〜んとね。。
その日は天気がよくて雨なんかはぜんぜん降ってなかった。
私が寝てる時に雨が降ってないはずなのに、なぜか水の雫が落ちる音が。
ぽたーん・・ぽたーん・・・・ぽたーん・・って聞こえるんだよ。
窓をあけてそとを見たけど、ぜんぜん降ってなくて月も出ていた。
ベッドに戻るとやっぱり聞こえる。家の中から。
私の部屋の中でしているってわかったときに初めてぞ〜っとしたの。
その音はだんだん、大きくなっていって、さいごにはス〜ッと消えていった。。。

第59話 最後の言葉 紡寂悔人
私の友人とその担任の話です。
なにか些少な事でその友人と教師は反発しあってたのだけど、
だんだん教師が学校に来なくなってきて、(たぶんノイローゼになったんだろう)彼は学校を解雇されてしまった。
そして、同級生の噂によると数ヶ月後に彼は精神病院に入院していたとか・・・
で、彼は自殺した。
で、最後の言葉が「怖い・・・・**(友人の名)の仕業だ・・・・・・・怖い・・・・・・」
と、聞き取れたとか。
そしてその友人は彼が自殺した後転校してしまった・・・・。・
一体なにがあったんだろう・・・・・最後の言葉の意味はもはや誰にも解らないけど・・・・
第60話 演技派俳優3人の死 H
久しぶりに投稿してみたいと思います。体験というより見たままで申し訳ない。
昔、美男俳優の沖雅也が投身自殺しました。
自殺直前に出ていたドラマは時代劇で、彼は主役の徳川家光を演じました。
そのドラマを当時見ていたのですが、死ぬ間際の家光の孤独と哀愁が真に迫っている、いや迫りすぎているなど感じたのを覚えています。
家光には男色の気があったとドラマで描写していましたが、彼の死後同棲していた男色の相手が暴露して当時は大変な騒ぎとなったものです。
そして猟銃自殺をした美男俳優の田宮二郎
がいます。
彼も死ぬ前に出ていたドラマがありました。「白い巨
塔」で最後に主役の彼はピストル自殺をしてしまうのです。
このドラマは彼のライフワークと言われ迫真の演技と評判でした。主人公の名前と彼の本名は同じだったと聞いています。
最後に女優の太地きわ子(漢字が思い出せませんが)
演技派の脇役で有名だった彼女は唐人お吉の舞台をやり、これも評判を取っていました。車が海に転落して彼女は亡くなりましたが、なんでもお吉も彼女も酒豪、亡くなった日、場所などに偶然の一致が色々あったことが当時取り沙汰されました。
この3人に共通するのは演じていた役柄と私生活の一致が奇妙に多かったことでしょう。

さてここまで書いたものの、どう説明をつけてまとめたらいいのか霊感のない私にはこれ以上の事はわかりません。